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 長らくお待たせいたしましたシャンボール.ミュジニーの会を開催い たしました。ブルゴーニュの中での「最高のエレガント」称される 、ミネラルと酸。 でも、実は一口にシャンボール・ミュジニーと言っても場所によって 全く味わいが異なります。

  代表的なのはグランクリュの 「ミュジニー」と「ボンヌ・マール」です。 どちらも果実味、旨み、甘みがあるのですが明らかに違うのがミネラ ルと酸の質です。 ミュジニーのミネラルが石灰を感じるのに対し、ボンヌ ・マールは鉄を感じます。 また酸はミュジニーが鋭角的であるのに対しボンヌ .マールは滑らかな酸を感じます。その違いは明らかで 、初めて飲んだ方でもはっきり感じることが出来ます。 これは土壌による影響が大きく、したがって他の畑もどちらのグラン クリュに近いかによっておおよその味わいの方向がわかると思います 。

またシャンボール.ミュジニーのもうひとつの比較として「造り手 」が考えられます。 この村はヴォーヌ・ロマネを本拠地とする造り手が多く畑を持ってい ます。ヴォーヌ・ロマネの造り手のシャンボール.ミュジニーは繊細 さと同時にボリュームを感じることが多く、ヴォーヌ ・ロマネと共通点があるように感じられます。

また今回の比較で印象に残ったのは若さと熟成です。 私は95年のブルゴーニュブランの状態を非常に心配していましたが 、若さと熟成、酸、ミネラル、甘みのバランスが素晴らしく 、余韻も長く素晴らしかったです。 以前、02年を飲んだ事がありますが、このワインは10年以上の熟 成が必要だといわざるを得ません。普通のブルゴーニュ ・ブランではありえませんが・・・ また00年のミュジニーは刺激的なアルコール感はなく 、溌剌とした若さを堪能できました。 今回は色々な比較を楽しめた充実した会となりました。 (久しぶりに真面目な会でした!)

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