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今回はちょっと変った企画にしてみました。 「ピノ〜」のワインばかりのワイン会です。
ヴィンテージの北村さんからは「超マニアック!」って言われちゃいました。(笑)

ピノ・ムニエ、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・グージュともピノ・ノワールの突然変異種と言われていますが、その持ち味は随分と違いました。酸、甘み、コクのバランスが異なりますし、赤い実のニュアンス(皮の渋み)が感じられるものとないものがあります。

中でも印象に残ったのはピノ・ムニエのシャンパーニュとブルゴーニュで作られているピノ・グージュでした。ピノ・ムニエはシャンパーニュ3品種の中でも補助的な位置づけですが、これは100%です。控えめな酸と重厚でドライな味わいはフォアグラかデザートに合わせたい個性的な味わいでした。(今回はデザート・帽腓錣擦泙靴拭勿/div>

ブルゴーニュのごく一部で栽培されているピノ・グージュは上等なシャルドネとピノ・グリの中間のような味わい。華やかにして上品なワインで、大人気でした。

ピノ・ノワールはニューワールド2本とイタリア1本、ブルゴーニュのニュイとボーヌの比較です。これにnoririnの南ア土産のピノ・ノワールHAUTE CABRIERE’04が加わりました。それぞれ産地の個性が出ていましたが特に個性的だったのは南アです。これほど乳酸発酵を感じる赤はあまり記憶にありません。またイタリアのピノ・ネロは色が黒く、味わいもチョコレートのような香ばしいもので南アと並んで個性を感じました。それに比べるとニュージーランドとカリフォルニアは果実味と華やかな香りがわかりやすく素直さを感じます。

ルロワのうちニュイは状態が悪かったのでLesVignerondes’98に変更となりました。ルロワのニュイとボーヌの豪華な比較は、ブルゴーニュの北と南の味わいの違いを感じられた素晴らしい経験でした。華やかで若々しいニュイと、落ち着いた印象ながら滋味豊かなボーヌ。ゴージャスなニュイに目が行きがちですが、シックなボーヌも捨てがたい。ワインが女性に例えられるのがわかる気がしますね。

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