シャブリとジュヴ・シャンは初心者の時は飲むのですが、だんだんと離れてしまいがちなワインです。今回は作り手や等級による味わいの違いを確認しました。

その前に、まずはジャクソンのシニャチュールで乾杯♪

フェーブルのシャブリは樽を全く使わないので、とても爽やかで柑橘系の香りを感じます。生牡蠣との相性はぴったりでした。同じフェーブルでも少し樽が使われているグランクリュは爽やかさはあるものの、やや複雑味を感じます。
脂ののったハマチとの方が相性が良くなります。

同じグランクリュでもムートンヌは一層柑橘系の香りが控えめとなり、ややコクを感じます。そして同じ02年のラヴノーは1級ですが非常にリッチでクリーミー。作りの違いを感じます。こうなると生牡蠣とは合いません。海老のソースのお料理が欲しくなります。
一口にシャブリと言っても、爽やかで酸の印象が強いものばかりでない事を体験出来たと思います。

ジュヴレィ・シャンベルタンはまず村名対決です。スタンダードな作りのカミュと人気のクロード・デュガです。程よく熟成したカミュが好評で、デュガはパワフルですが焦げ臭が気になります。もう少し寝かせておかないと美味しくいただけないようです。

同じくパワフルな作りのフィリップ・ルクレールは1級で10年熟成のおかげか、強いとはいえバランスがよく飲み頃に入っていました。
最近一層繊細になっていると言われるドルーアン・ラローズは残念ながらブショネ。プーレ.ペールは本拠地がニュイ・サン・ジョルジュと言う事もあるのか「偉大」とまではいきませんが、まさに飲み頃で熟成したジュヴレ.シャンベルタンをよく表現していました。どれもコック・オー・ヴァン(鶏肉の赤ワイン煮)と相性がいいのは言うまでもありません。

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