やーっとカリフォルニアワイン会が実現しました。
5月にカリフォルニアへ行って買ったワインも含めて、色々なワインが揃いました。一口にカリフォルニアワインと言っても、品種、作り手によって非常にバラエティに富んでいます。その個性を楽しめる会となりました。

スパークリングは思いのほか爽やかさがありました。王冠と言うのは初めてです。カリフォルニアのドメーヌシャンドンではプレステージ・スパークのみ王冠を採用しています。高級なものほどブショネをなくそうと言う事だそうです。

ソーヴィニヨン.ブランはかすかなグリーンな香りとたっぷりと完熟フルーツの香り。もともとカリフォルニアはソーヴィニヨン・ブラン(フュメ.ブラン)が有名だったので是非1本は扱いたかったのです。が、現在のカリフォルニア白ワインは圧倒的にシャルドネが人気です。完熟ぶどうに樽香たっぷり!ボリュームしっかり!全部飲むにはかなり体力要ります。

赤はシラー、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ.ノワールと揃えてみました。シラーはオーストラリア・シラーズとローヌ・シラーのクローンを使っているところが面白いですね。メルローはなかなか日本では手に入らないものだし、カベルネは非常にエレガントで話題性のあるもの、ピノは日本で人気のカレラでした。

が、なんと言っても77年のシャルドネと83年のピノ.ノワールです。すばらしい!シャルドネは重たさがなく、色は琥珀色、ビターな味わいがカリフォルニア.シャルドネのイメージを一新させます。ピノは果実味に加え、トリュフやスパイス、干した肉の香りその複雑味となめらかさには驚かされます。

カリフォルニアと言うと若いうちに飲むことが多いですが、オールドヴィンテージの魅力を感じる事の出来た貴重な会となりました。

   フォトギャラリー は こちら!