昨年4月以来のボルドーをテーマにした会となりました。
まずはしっかりとした味わいのブリューノ・ベッセル。サマートリュフをあしらったアミューズと共に、華やかなスタートです。

白はグラーブの白グラン・クリュの2本をご用意しました。
お隣同士の畑で若々しいものと、少し熟成したものの飲み比べ
です。SBの良さを感じられた2本でした。
特に96年は仔豚のお料理と素晴らしいマリアージュでした。

さて、いよいよレオヴィルです。まずはポワフィレ99&01。
99年の方がやや味わいに複雑味がありますが、年の近いせい
か似たように感じます。時間が経つにつれてコーヒー、カカオの様な甘い香りが広がりボリュームのあるやわらかいワインと感じました。

次は弟分のバルトン00&92です。さすがに00年は若い!若くて硬い。青みの強い色合いで、タンニンしっかり。カシスや杉の香り。酸も高くてサンジュリアンですか?どちらかと言うとポイヤック?
92年はかなり柔らかくなっていますが、それでもまだまだ。
CS比率の高さを感じました。羊のお料理にはぴったりですね。

さて、いよいよラスカーズ30年毎の比較です。
91年はそのみんのウエディング・ヴィンテージですが、あま
り良い年でなく、早めに呑める年と言われています。
確かにエレガントだけど、きりりとした味わい。こちらも羊と
ぴったりです。
66年はラスカーズ60年代でも、出来の良い年といわれてい
ます。昨年、大阪でのティスティングで、ドロン一族の方に66年の出来を伺いましたところ「今でも十分美味しくいただけますよ。だって私のウエディング.ヴィンテージで、毎年飲んでいますから。」
しっかりとしたドライ・フルーツ、ドライ・フラワー、紅茶、きのこのニュアンス。納得の味わいです。
では37年は?既に息絶えていると思いきや、リコルクのおか
げで赤い実のニュアンスすら感じられる味わいでした。
知らないで飲んだら、熟成したピノノワール?と感じるかも。
長熟にしてエレガントなラスカーズだからこその味わいでした。

最後はカナダのアイス・スパークリング!
ねっとりとした甘さと、細やかな泡が幸せなデザートタイムを

演出してくれました。

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