ロワールワインと春野菜

ロワールはビオの盛んな土地です。還元臭の気になるものもあり、飲みなれていない人はちょっと驚いたかもしれません。シュール.リーのミュスカデってもっと濃いと思ってた方、多いと思います。今年のミュスカデ.ヌーヴォーを飲んでみてください。シュール.リーにはちゃんと意味があると納得できますよ。

シュナンブランという品種は不思議な品種です。飲めば飲むほどわからなくなる。(笑)いくらヴィンテージが違うと言えど、今回のヴーヴレとオーモワンヌとカール・ド・ショームが同じ品種だと言われると、悩む人多いです。

昨年と比べて、味わいが全く違っていたのがクール・シュヴェルニ。オレンジの香りが薄れ、一層ドライな味わいになっていました。

この後に繊細なソーヴィニヨン・ブランだったので、かなーり真剣に飲みました。フレッシュ感を味わって欲しくてサンセールは04年にしたのですが、若すぎて力を発揮できていないようでした。プイィ・フュメは繊細で、上品な味わい。

カベルネ・フランは予想以上に美味しかった!
どちらもピーマン香がなかったのは意外でした。ブルグイユは濃厚で動物臭が強く、最初飲みにくかったのですが、時間を置くと気にならなくなってきます。使い勝手がよさそうなのがシノン。綺麗な色と甘みがのっているのが好印象でした。

ジェネラシオンはすごいワインでした。恐らく今まで飲んだサンセールのピノの中で、最も濃厚でパワフル!しかし、残念ながら飲むには早すぎました。ロワールにもこういうピノがあるのですね。

ロワールワインの多くは、ボルドーやブルゴーニュの様に「偉大なワイン」ではないと思います。もっと日常を楽しむワイン。デイリーワインにロワールを加えるとワインライフに広がりが出来ますよ。試してみて下さいね。

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